「機動戦士ガンダム」より
なんちゃって小説家デビュー!?
はい、記念すべき最初の投稿は、
勝手にオリジナル・ショートストーリー
妄想をそのまま文書化 (;^_^A
楽しんでいただけたら幸いです。
1
心地よい振動と共に組み上がったばかりの
核融合エンジンが産声をあげた。
モノアイを通じてコックピットのディスプレイに基地内の景色、正面用のディスプレイには
発進用ゲートから漆黒の宇宙が映し出された。
「♪~、こんど機体の完成度は高いじゃないか♪、帰ったらメカニックに奢りだな。」
ジオンの新型モビルスーツ・・・ゲルググのコックピットのシートにおさまったシンディ・ランドウォーカーは、一人で上機嫌だった。
先週テストした機体の仕上がりがあまりに悪くメカニックにテスト前にダメ出しをして改修を命じたからだ。
戦時下の突貫工事とは言え、やはり命を預ける機体に不安材料があるままで配備させる訳にはいかない・・・そんな思いが通じたのか、今度の機体は素晴らしい立ち上がりだった。
シンディは、ジオン独立戦争開戦時からモビルスーツ・パイロットとして参加、地球攻撃軍に配属して各地を転戦していたが、ソロモンの陥落を受けて宇宙軍へ移動となった。
現在の任務はア・バオア・クー基地において新型モビルスーツ・ゲルググのテストと新兵の訓練教官である・・・自分が適任とは思えないが、本国の人材不足の現れであろうと勝手に思っていた。
今日も組み上がったゲルググのテストを兼ねてパトロールへ出動するところであった。
2
スタンバイしていると基地の管制官から通信が入った。
「シンディ兵長、お疲れ様です。すいませんが防空識別圏に所属不明の移動物体を6機確認しました・・・連邦軍のモビルスーツ2個小隊かと思われます。司令部から迎撃せよと指令が来ています。スクランブルでお願いします。」
「おい、マジかよ!!、まだテスト前の機体でスクランブルか!?、人使い荒いな~、マシントラブルで撃ち落とされるのはごめんだぜ!!」
「すいません、何せ人手不足ですので・・・機体テスト、パトロール、敵機迎撃と一石三鳥ということで」
通信兵が苦笑いでやんわりとお願いしてくる。
シンディはやれやれとため息をついて・・・
「まったく・・・わ~かったよ!!、ビームライフルは満充電だろうな!?、それに格闘戦にも持ち込んで各関節の当たりもだしたい・・・長刀も使用可能にしてあるな?」
「はい、どちらもフル充電してありますのでご安心を・・・それとシールドもお持ちください。連邦のモビルスーツはヘッドユニットにバルカン砲が装備されているそうです・・・モノアイを潰されます・・・ソロモンではこれでかなりの被害が出たとの報告があります。」
「そうかよ~、重くなるんで嫌なんだけどな~・・・まっ、お前さんがそういうなら持っていくよ・・・ところで敵さんはソロモンから飛んできたのか?」
「まさか・・・識別圏外に母艦がいると考えるのが妥当でしょう・・・追い込んだつもりが引き付けられていたなんてなりませんようにお気をつけを。」
「了解!!、では、ちゃちゃっと片付けてくるよ・・・熱いコーヒーを用意しておいてくれよな!!」
「了解、カタパルトセットしました・・・カウントダウン入ります・・・ご武運を。」
通信を終えてシンディは改めてコントロールレバーを握り締めた・・・久しぶりの実戦となる・・・今は恐怖より興奮している自分に気づき苦笑する。
「さてさて・・・では新型くん、いよいよ行くか・・・せっかくだから君はこのまま俺が使わせてもらおうかな・・・よろしく頼むぜ!!」
コックピットで独り言をいうと、まるで返事をするかのように核融合エンジンの回転が高まった。
「よ~し、いい子だ♪・・・シンディ!!、ゲルググ!!行きまーす!!」自分に活を入れるように叫ぶとシンディは真新しい愛機を漆黒の宇宙へ発進させた・・・。
3
・・・な~んて、長い妄想のもと、バンダイ1/100マスターグレード・ゲルググを製作しました(^^♪
当時の設定にない内部機構や装甲まで再現(表現?)されていて、作っていてとても楽しいプラモデルです。
立体ジクソーパズルって、言っていいのではないでしょうか?
ファースト・ガンダムファンの方は、ぜひ、作ってみてくださいね。
では、オリジナルショートストーリーでした(笑)
コメント